チェス、将棋、オセロ、囲碁
これらすべてAIの方が人間よりも知的に勝っています。

囲碁は2500年以上前に誕生し、チェスは3000年以上前に誕生し、歴史を持っているものですがそれに比べるとAIの歴史はほとんどありません。

AIが学問として初めて扱われたのは1950年代であり、AIが実際に誕生したと言われるのは1956年ダートマス会議です。

ちなみにGoogleが誕生したのは1998年なので、チェスや将棋の方が圧倒的な歴史を持っているといえますね。

そんなAIが今度はフォークソングを作ったと話題になっています。

フォーク音楽は「民謡」であり、民謡とは口承によって人から人へ受け継がれていったものです。

民謡にはその土地の人々の考えや思想、願いや祈りなどの文化が込められており、世代を超えて伝えられていくもので、

デジタル上の記録媒体で残されているようなものではありません。

文化を受け継ぐ民謡をAIが作った!
と聞くとびっくりするでしょう。

どうやって作ったか

フォークソングの中で人に愛されている数百ものフォークソングをAIに読み込ませ人に興味関心を惹くような音程を抽出していきます。

フォークソングの成功事例を覚えさせることで一定のリズムに人が興味を持つことをAIに理解させるのです。

そうすれば後は自動でAIが作ってくれます。

AIが初めて作った音楽

ILLIAC I(イリアック・ワン」。

この「ILLIAC I(イリアック・ワン」を使い、1957年に世界で初めてコンピューターにより「イリアック組曲Illiac Suite for String Quartet」が作曲されました。

「イリアック組曲Illiac Suite for String Quartet」はYoutube上でも聞く事ができます。

ミュージカルを人間とAIで「共同作曲」

ミュージカルのストーリーと音楽を人間とAIの共同で作曲することが近年増えて来ています。

Google「Magenta」は音楽を自ら作ります。

最初の4つの音は人間が指定し、その後のメロディーはAIが自動で作っているのです。

「Magenta」が作ったメロディーはこちら。

ソニーコンピュータサイエンス研究所はAIが自動で作曲する「Flow Machines」というAIソフトを開発しました。

これは「Flow Machines」が作曲し、後から人間が歌詞を付けて作った曲です。

 Flow Machinesは、「LSDB」という楽曲データベースと作曲ツール「FlowComposer.」、「Rechord Player(リンク先はPDF)」という波形接続型音声合成エンジンで構成される。作曲家はLSDBに登録された多様なジャンルの約1万3000件のリードシート(楽曲の旋律とコードと歌詞だけを抜き出した楽譜)からスタイル(Daddy’s Carの場合は「Beatlesスタイル」を選択)あるいは複数の楽曲を選び、FlowComposerで新たなリードシートを作成し、Rechordで編曲する。
beatles 2
LSDBのリードシート

 最終的な仕上げとミキシングは人間が行う。

芸術分野にAIが入って来る

フォークソングやミュージカルの作曲にAIを使っている事例は非常に多く、

  • 文芸
  • 演劇
  • 美術
  • 映画

これらの分野にAIが参入していくことが予想されます。

「AIが作った芸術品に人が感動し、心を振るわせるなんてことはないだろう」

このような考え方は古いのかもしれません。

表現者と鑑賞者を繋ぐ芸術ジャンルに新しい形態をAIがもたらせてくれる可能性は高いのではないでしょうか?

参考・引用:https://theconversation.com/