スペースx社、テスラモーターズ社などのceoを務める世界的起業家イーロンマスク氏が「Neuralink」社を新しく設立しました。

カリフォルニア州に拠点を置き、登記上は「医療研究」企業です。

この会社の目的は「人間とAI(人工知能)の融合」です。

少しSFっぽく聞こえるのですが、イーロンマスク氏は本気で人間とAIの融合を目指しています。

近年AIに対する注目度が増えており、
人間が知能面でAIに劣ってしまうのではないか?という論者も増えてきました。

AIが人間の知能を越えることをシンギュラリティー(技術的特異点)というのですが、
このシンギュラリティーは2035年には来るだろうと推測されています。

以前はAIに知識を付けさせるためには人間がAIに情報を読み取らせ、教え込んでいたのですが、
現在はAIが先生役となって他のAIに知識を付けさせているのです。

これを「ディープラーニング」と呼びます。

これにより私たちが思っている以上に早くシンギュラリティーが起こる可能性が出てきました。

局部的な能力では既にAIの方が上

総合的な能力では人間の知能の方がAIを上回っていますが、

  • チェス
  • 将棋
  • 囲碁
  • オセロ
  • ポーカー

これらの知的活動は既に人間よりもAIの方が上です。

Googlの子会社「DeepMind」が開発した「AlphaGo」が囲碁のトッププロであるイ・セドル氏と2016年に対決し勝利したことが話題になりました。

脳神経細胞に似せた機械に大量の画像やデータを送り込んでAIがAIに学習させる「ディープラーニング」技術が発達したことで、局部的な能力では人間は負けるようになったのです。

「あと数十年はチェス(将棋・囲碁)では人間が負けることがないだろう」
とタカをくくっていた人たちもさぞびっくりしたことでしょう。

ある一定の条件化の中では人間よりもAIの方が知的
これは認めざるを得ません。

人間/AI を対立概念で捉える時代は古い


AIの成長によって私たちはAIの存在意義を見直さなくてはいけないでしょう。

人間とAIは対立概念として考えられていますが、
新しい時代ではこの概念は通用しないはずです。

そうではなくて、
人間とAIが手をとりお互いが得意なことをやって生活と共にする

このような考え方がこれからの時代を生き抜く鍵となると思います。

イーロンマスク氏が設立した「Neuralink」社は医療研究会社ということで、

最初は
「人間の脳に関わる病気の改善」
「鬱病、パーキンソン病、てんかん、認知症の改善」
がテーマなのですが、

いずれ
人間の記憶力・認知力を向上させるマイクロチップが誕生したり、
脳とクラウドが一体となって情報管理出来る技術を公開して行くはずです。

AIが急激な進化と成長する時代に生き残っていくためには
人間単一ではなくて、AIと手を取りあっていく必要があります。

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編集長 松本

合同会社WMC代表 Iotラボの編集長もやっています。