2017年5月16日開催の「ジョブズに会社を売った起業家」として知られている曽我弘さん(株式会社カピオン代表取締役)のセミナーに行ってきました。

セミナー主催「TIP*S(中小機構独立行政法人 中小企業基盤整備機構)」

曽我さんは
新日鉄を定年退職後、英語もわからないままビジネスアイディアもない状態でシリコンバレーに移り住み、起業。

従業員数90名、売上1500万ドル以上の会社を作りスティーブジョブズ率いるApple社に会社売却しました。

現在は会社を経営しながらスタートアップの支援を行っています。

セミナーは「StartUpの基本 〜IoTビジネスのポイント〜」がテーマ。

  • スタートアップ時の心構え
  • 資金調達の方法
  • 製品開発から事業化する方法
  • 理想的なチーム構成
  • マーケティングの基本的な考え方
  • シリコンバレーと日本の「違い」

セミナーの内容は上記の通りです。

シリコンバレーに移り住んだ時は、全く英語は分からなかったようで生活しながら英語を習得していったそう。

そしてビジネスモデルを考え、
実際に会社売却している自らの経験から分かったことや感じた事をお話されていたので非常に勉強になりました。

実践主義者でもあり、実力でもある曽我さん。

非常にタメになりましたし、大きな刺激をいただきましたので
学んだことをシェアしていきたいと思います!

ビジネスの成功は逆算思考が鍵を握る


ビジネスの基本は収益を上げることであり、研究することが目的ではありません。

儲からないと意味がない。

そして儲けるためには、「逆算思考がベースとなる計画」が必要だと曽我弘さんは語りました。

「実行」よりも思考が先。

社名、資本金、創業者をいつ決めて、いつ会社としてスタートを切るのか?
期限を決めた後にそれに必要なパーツを集めて行く

最終的に取るべき行動や目標から逆算して日々のタスクを決めて行けば、より明確な行動がわかるようになります。

漠然とただ良い製品を作りたい!というプロダクト重視の考えではなく、

  • 誰をターゲットにするのか
  • 誰のニーズを満たすのか
  • どうやって販売していくのか

”人”に注目した考え(マーケットイン的な考え)がスタートアップを成功させるためには必要です。

必要な人材でチームを結成する

スタートアップで起業を成功させるためには人材も必要です。

『人選する際には「仲が良い、想いが同じ」ではなくて、必要な人材を集めるべきだ』と曽我さんは語りました。

欲しい人材ではなく、

事業としてどうしていくのか?
そのためにはどんなスキルを持っている人材が必要なのか?

これらを考えて勝てるチーム作りをしていかないといけません。

また統計的に見れば創業は「2〜3人がベスト」であり、お互いが相互補完出来る人同士で組むのが良いです。

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IoTのベンチャー起業を設立し起動に乗せて行くためにはどのような人材が必要なのか?

「小さな池の大きな大魚になれ!」

大海のメダカではなく小さな池の大きな魚であれ
ただし将来その池は大きく成長することが前提である

スタートアップで成功させるために必要な考えだと曽我さんは語りました。

ニッチを攻めろ!尖れ!
大きく化ける市場を狙って行かなくてはなりません。

このように考えるとやはり、

IoT市場は将来大海となる小さな池」です。

IDC Japan株式会社によると、

日本国内のIoT市場規模は2016年は約5000億ですが、2020年には1兆を越えると見られています。

全世界では2020年には200-300兆を越える見込み。

まだまだ狙える「小さな池」はありそうですね!

シリコンバレーと日本の大きな違い

シリコンバレーと日本の起業文化に驚くことがある」と語る曽我弘さん。

    シリコンバレーの投資家の考え

  • 投資の額(日本の55倍)
  • 投資家のマインド(100社に投資して1社成功すれば良い)
  • 起業家のマインド(失敗は恥ではない。ドンドン新しいモノを作る)

投資家も起業家も新しいモノを作っていくことに積極的な考え方を持っています。

リスクだと思っていることがリスクではなく、失敗も恥ではない。日本の起業風土とはやはり異なっているようです。

曽我弘さんも起業当初は投資家にも積極的に逢って行き、30人以上に逢って初めて投資をもらえたそう。

断られることは当たり前。だから断られることを怖く思わない。

実際に投資を受ける確率は1−3%なのでダメで元々、当たればラッキーの考えで誰よりも行動して行く先に自分が望む未来が待っていると私は感じました。

セミナーの感想:「限界は自分の頭にしかない」

定年で退職された後に起業家として活躍されている曽我弘さんのお話を聞いて思ったのは限界は自分の頭にしかない という事です。

やってみないとわからない

確率論や常識的に考えたらできないことも、やりながら工夫したり人に意見をいただきながら前を向いて突き進んで行く。

一心不乱にやり続ける姿が本来の起業家の姿である。と感じました。

起業して10億単位の売上を作って行くためには大きなリスクもありますし、普通の人とは違うスピードで生きて行かなければなりません。

起業家としてあるべき姿や考え方、行動の仕方を学ぶことができました。曽我弘さん、本当にすごいです。。

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編集長 松本

合同会社WMC代表 Iotラボの編集長もやっています。