今後の世界を席巻するIoT市場で日本は最も遅れを取っていることがわかりました。

日本のIT産業の未来はこのまま行けば真っ暗になることは間違いありません。

Aruba, a _Hewlett Packard Enterprise company(以下、HPE Aruba)は2016年11~12月に企業における「IoTの理解度」に対する調査をし、2017年4月に調査結果を公表しました。

日本は調査対象となった20カ国で理解度は最下位。


(国内のIoT市場規模の推移と予測(出典:野村総合研究所)

野村総合研究所(NRI)が算出した日本国内のIoTの市場規模は2020年で1.9兆、2022年で3.2兆になる予測を立てましたが、

国際的にはまだまだ日本企業のIoTへの理解度はかなり劣っているといえるでしょう。

調査の対象

HPE Arubaが今回実施した調査の対象は以下の通り。

  • 世界20カ国、合計3100人のITおよびビジネス担当者
  • 回答者は公共部門と民間部門双方
  • 従業員500人以上の組織に所属する人物
  • 業種:産業、政府、小売、医療、教育、建設、金融、IT、通信業種
  • 対象国:英国、イタリア、ドイツ、フランス、オランダ、スペイン、スウェーデン、ノルウェー、トルコ、UAE、サウジアラビア、米国、シンガポール、日本、オーストラリア、インド、ブラジル、メキシコ、中国、韓国

「IoTがもたらすビジネス価値について、あなたが所属している組織の経営層はIoTの創出するビジネス価値をどの程度理解していると思いますか」

理解度を示すこの質問に対して、日本の回答は「33%」で対象となった国の中では最下位。

さらに

あなたが所属している組織ではIoTテクノロジーを積極的に採用していますか
という質問に対しては回答は「70%」で20カ国中19位でした。

各国の順位

  1. インド(79%)
  2. 米国(69%)
  3. スペイン(68%)
  4. イタリア(67%)
  5. ブラジル(66%)
  6. ドイツ(65%)
  7. メキシコ(62%)
  8. フランス(61%)
  9. シンガポール(61%)
  10. オランダ(58%)
  11. 中国(57%)
  12. スウェーデン(55%)
  13. アラブ首長国連邦(54%)
  14. オーストラリア(53%)
  15. サウジアラビア(45%)
  16. 韓国(41%)
  17. ノルウェー(40%)
  18. トルコ(37%)
  19. 英国(35%)
  20. 日本(33%)

日本政府のIoTに対する営み

AIやビッグデータを活用する「第四次産業革命」に備えて、経済産業省・総務省、・関連省庁が連携し、「IoT推進コンソーシアム」を設立しました。

この「IoT推進コンソーシアム」は

  • スマートIoT推進フォーラム
  • IoT推進ラボ
  • 専門ワーキング

これらの組織運営をし、IoTの開発や普及に行政単位で働きかけをしています。

国だけではなくて、民間企業もIoTに対して適切な行動をしない限り
IoTの波に乗り遅れてしまう危険性があります

同時通訳機の普及により、コミュニケーションにおける言葉の障壁も無くなってきています。

言葉の障壁がなくなるため多国間でビジネス展開するチャンスですが、
HPE Arubaが今回調査したデータを参考にするかぎり、国際的にIoT市場に日本は乗り遅れているといえるでしょう。

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Aruba, a _Hewlett Packard Enterprise company

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編集長 松本

合同会社WMC代表 Iotラボの編集長もやっています。