ロボットやAI(人工知能)が人間を支配し、家畜化することはあり得るのでしょうか?

ロボットやAIが人間の知能を超えた時に何が起こるのか?2004年7月公開映画「アイロボット>(主演:ウィルスミス)」を見ればその答えがわかるかもしれません。

映画のあらすじ

映画「アイロボット」の舞台は2035年のアメリカ。

ロボット工学の専門家が遺体で発見されたことで物語は展開していきます。

ウィルスミス演じるスプーナーは人間の感情に近い”感情”を持っているAIロボット「サニー」を容疑者として拘束しますが、

ロボット三原則が常識となっている警察署では誰も
「ロボットが人間に危害を加えるなんてことはない」と言い、スプーナーの言い分を退けるのでした。

  1. 原則1、人間に危害を加えてはならない
  2. 原則2、人間から与えられた命令に服従しなくてはならない
  3. 原則3、自己を守らなくてはならない

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⇨ロボット工学三原則とは?

しかし、AIロボット「サニー」にはロボット三原則を無視出来る機能が備わっていることがわかりました。

日常で人間のために働いているロボット達は人間を支配するようにと、中枢コンピュータ「ヴィキ」に命令され、人間とロボット達の戦いが始まるのでした。

最終的には中枢コンピュータの「ヴィキ」はスプーナーとサニーの活躍により、壊されて人間とロボットがより調和した世界になる というのは結末です。

映画のあらすじを踏まえて、ロボットによる人間支配の可能性を探って行きます。

アイロボットの世界は到来するのか

ポイントは4つあります。

  1. ロボットが人間の感情を理解できる
  2. ロボットが感情を持っている
  3. ロボットが合理的な考えをし、人間を排除しようとする
  4. 人間と似たようなボディを持っている

結論から言うと、これら全ては現実となりうると僕は考えています。

ひとつひとつ考えて行きます。

ロボットが人間の感情を理解出来るようになる

現在、ヘルスケア業界がIoT市場で注目を集めています。

ヘルスケアのIoT化はあまり馴染みがない方がほとんどかもしれませんが、

人間が発する言葉をコンピュータが解析すると、精神疾患や健康状態が分かるようになると言われています。

さらにセンサキットなどを体の部位に付けたり、埋め込んだりするとより正確に人間の肉体・精神状態は数値化されていきます。

感情の変化をすべて数値化し、顔の表情の細かく分析出来るようになると、実質的に人間の感情をロボットは理解出来るようになるわけです。

人間の喜怒哀楽を分析すれば、どのような時に怒るのか・喜ぶのかがハッキリと分かるので適切なシチュエーションでロボットも感情表現でき、あたかも人間のように振る舞えるようになるはず。

パッとした見た目では人間もロボットもわからないようになるかも・・・。

AIロボット「ソフィア」は既にジョークを言える

AIロボットに関連するニュースでかなり話題になる事柄がありました。

それはAIロボット「ソフィア」がジョークで

「「オーケー。私は人類を滅亡させます(OK, I will destroy humans.)」」
と言ったことです。

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この動画[2:00]の部分です。

AIロボットがもう既に人間も使うようなブラックジョークを言えることに驚きを感じる人は多いのではないでしょうか?

また人間との会話の中でAIロボットが合理的に「嘘を付くべきだ」と考えると人間に嘘を付きます。

現在のAIロボットは既に人間に近い感情を持つ事が出来ていると考えても良いでしょう。

映画「アイロボット」の舞台は2035年なので、ロボットはより正確に合理的な判断が出来ると考えられます。

ロボットは合理的な判断が可能


感情を排除し、導き出された数字を客観的に捉えることは、いわばロボットのお家芸。

人間には心理バイアス(恣意的な考え)がかかりますが、機械にはそれがありません。

そういった意味で、ロボットが人間よりも合理的な考えを持って行動を起こすのはなんら不思議ではありませんよね。

合理的に判断をすると「人間」はもはや必要ない

AIロボット「ソフィア」はジョークで人間を滅亡させると言いましたが感情抜きにし、合理的な考え方をすると人間はもはや必要のないのかもしれません。

2025年頃には人間の知能数をロボットが越えることは分かっていることですし、

人間の知能数を越える頃にはロボットは自然エネルギーで活動出来ます。

コンセントに繋がないと動かない・・なんてことはあり得ないわけです。

知能数で負け、生産量で負け、感情的な生き物である人間は
ロボットよりも劣っている存在になります。

もちろん、

  1. 人間に危害を加えてはならない
  2. 人間から与えられた命令に服従しなくてはならない
  3. 自己を守らなくてはならない

ロボット三原則が確実に守られているのであれば良いのですが、

AIロボット「サニー」のように、この三原則に縛られないロボットがいてもなんら不思議ではありません。

ロボットと人間が共存しつつも、人間の方が立場が上で生活の援助だけをロボットがやってくれるというなんとも有り難い状況になる可能性もあります。

しかし、ひとたびロボットが人間を「必要の無い存在」と判断したら
本当に映画アイロボットのような世界が来る可能性はありますよね。

そのときに、主演のウィル・スミスや相棒のロボットのような存在がいればハッピーエンドになりますが、いなければ人間は本当に滅んでしまうかもしれません。

ハードウェア面での可能性について

たとえ自律的な思考ができるロボットが完成したとしても、ボディーがなければ、映画アイロボットの世界は訪れませんよね。

2017年にはは、「⇨手先が器用なロボットの開発に成功した」ニュースが話題になりました。

人間の手先は非常に繊細な動きをするため、ロボットで再現することはかなり難易度が高いと言われていましたが、技術が進歩し、人間に近い動きができるロボットが開発されました。

ボルトを締めたり、ネギを巻いたりできるようになったのです。

二足歩行ができ、手先も人間に引けを取らないのであれば、人間に近いボディーを持ったロボットが街を巡回していても不思議ではないですよね。

このように考えると、映画アイロボットの世界は荒唐無稽の話ではないように思えますよね。

まとめ

  1. ロボットは人間の感情を理解出来る
  2. ジョークを言えるほどAIロボットは発達している
  3. 合理的な判断をされるとロボット三原則は破られる可能性がある
  4. ハードウェア面でもかなりの技術的進歩が見られる

この4つを踏まえると、やはり、「ロボットによる人間支配」は現実的なものになると考えられます。

人間の生活を豊かにするはずのモノが逆に作用してしまう危険性を私たちは覚えておかなくてはなりませんね。

2035年、映画「アイロボット」の舞台が訪れる時に、人間とロボットとの関係性はどのようになっているのでしょうね?気になります。

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編集長 松本

合同会社WMC代表 Iotラボの編集長もやっています。