IT産業では世界と遅れを取っている我が国日本は、実はクルマ「自動運転(self-driving)」の領域では、最先端を行っていることをあなたは知っていますか??

そして、世界は完全な自動車運転を目指し突き進んでいます。実際に新しい動きとし、2021/02/22 自動運転業界で新しい動きがありました。それはドイツで自動運転レベル「4」の公道解禁法案が閣議決定されたとのことです。

もしこの法案が可決され法制化されれば「世界初」となります。

ちなみに日本は自動運転レベル「3」で2020/04/01に法律が施行されています。

自動車運転の段階について解説

自動運転と一口で言っても、様々な段階を踏まないと社会にいきなり浸透させることはできません。

あなたがイメージする完全運転は、「ドライバーが運転席に座って目的地をAIに入力したら、勝手に運転が始まる」ものでしょうか?

もちろんこれで正解ですが、厳密にいうと半分正解で半分不正解です。というのも自動運転は、運転する為に必要な操作の一部をサポートしてくれる動作も自動運転と呼んでいます。

昨今よく聞く「自動ブレーキ」や「車線をはみ出さない」「前のクルマに付いて行く」も自動運転になります。

「完全にクルマに運転操作を任せ」なくても自動運転なのです。なんならよくアメリカのクルマに搭載されている、一定のスピードを保って運転してくれる「クルーズコントロール」も自動運転の一種で、なんと1960年代から存在しています。ということで、本題に入りたいと思います。

上記した通り、自動運転は「自分で運転をしなくよい」ものから「一部をクルマがサポートしてくれる」ものまで、様々ありますが、それぞれレベル分けされています。レベルは「0」から「5」まで存在し、日本では「1」から「5」までは以下の通り定義しています。

自動運転レベル

出典:国土交通省 自動運転車の定義及び政府目標

  1. 運転支援(自動で止まる、自動ブレーキ)
  2. 高度な運転支援(車線維持、ウインカー自動操作)
  3. 特定条件下における運転者の状況確認義務なし
  4. 特定条件下における完全自動運転
  5. 完全自動運転

大半の方々がイメージしている自動運転はなんと「レベル5」に該当します。上の画像にもある通り「レベル4」実現のめどが2025年ですので、「レベル5」はまだ先になりそうですね。。。

日本では「レベル1(運転支援(自動で止まる、自動ブレーキ))」または「レベル2(高度な運転支援(車線維持、ウインカー自動操作))」の段階です。

しかしながら、よく「サポカー」という名称で販売されていたり、国から購入のための補助金が出るなど、意外にも身近な存在になっています。

最近では軽自動車でも「自動ブレーキ」であったり、車線をはみ出さない「車線維持機能・車線逸脱抑制」、さらには一定のスピードで自動で走ってくれる「クルーズコントロール」の進化版「追従型クルーズコントロール(前のクルマに一定の距離を保ってついて行く)」まで搭載されているクルマまで登場してきています。

トヨタ(Toyota Safety Sense)、ホンダ(Honda SENSING)、マツダ(i-ACTIVSENSE)など、自動レベル1〜2のブランドをそれぞれの会社が展開しています。

そしてここへ来て、自動レベル3の車の登場です。

また冒頭で日本は実は世界でも最先端をいっているとお話しましたが、これは「レベル3(特定条件下における運転者の状況確認義務なし)」の自動運転を搭載したクルマがすでに存在しており、ついに販売しました。

「レベル3」を実現したホンダの「レジェンド」というクルマです。もちろん2020年11月に国土交通省の型式指定を取得したと発表しています。

国土交通省からお墨付きをもらったので、これで道で走行できる車を販売できるようになりました。

詳細は別の機会で紹介しますが、実はこの「レベル3」の自動運転を搭載したクルマの販売は「世界初」。

ホンダは日本国内だけではなく、海外でもテストを実施しており、これから世界展開をしていくことが予想されますね。

自動レベル3になると、こんなことができる!

ちなみにクルマを運転する際に、ドライバーには守るべき義務がありますが、ご存じでしょうか。

主な義務として、

・安全運転義務
・制限速度順守義務
・信号灯遵守義務
・車間距離保持義務
などがあります。
言われてみてば、当たり前のことですが、これらのことを怠ってしまうため事故が起きてしまいますね。。。

ただし、レベル「3」の自動運転になるとどうなるでしょうか。
システムによって、「クルマ」が主体となって運転が実施されます。つまり、特定の条件下においてですが、ドライバーが果たすべき義務がなくなるのです。どういうことかというと、極端なことを言えば、クルマが動いている間、スマホをいじっていても大丈夫ですし、よそ見してても大丈夫なのです。もし自動運転中に事故が起きた場合、ドライバーの責任ではなくてメーカーの責任になるのです。この点がレベル「3」の革新的でなおかつ大きな壁でした。

ここで問題です。自動運転中、事故が起きた場合メーカーの責任になるとのことですが、であれば飲酒や居眠りもしていいのかという疑問が生まれると思います。

答えは・・・・・NOです。

自動運転中とはいえ、飲酒も居眠りもしてはいけません。

なぜかというと、自動運転下においてもう一つの条件があります。

それは「もしトラブルが発生した場合、15秒以内にドライバーに運転の主権を譲り、安全を確保しないといけない」という条件です。

居眠りの場合は、15秒以内にドライバーが運転できる状態に移れるかが不明瞭(確実ではないということ)であり、飲酒の場合は、ハンドルを握り運転した瞬間に、飲酒運転になるためです。

最後に

自動運転、そして自動運転のレベル「3」というものはいかがだったでしょうか。

世間ではレベル「3」はまだまだみたいな論調はありますが、そうではないことが伝われば良いなと思います。

何と言っても特定条件下とはいえ、自動運転中はドライバーは事故責任を負わないのですから。
今後、自動運転は何年もかけてレベル「4」そして「5」へ進化します。

「4」そして「5」を実現するためもその間に途轍もない大きな壁があると言われています。

とはいえ、レベル「3」の壁を超えたという実績には素晴らしいものであり、さらなる進化に期待大です。

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編集長 松本

Iotラボの編集長をやりながら、IT企業である合同会社WMC代表やってます。